2025年に完了を予定しているMakeShopリニューアルのマイナーアップデートがありました。「気がついたらMakeShopがリニューアルされていた」状態を目指す「テセウスの船」計画は順調のようです。

◆MakeShop次世代EC開発プロジェクトとは？

MakeShop次世代EC開発プロジェクト
https://www.makeshop.jp/main/lp/next_ec/

2023年以降に「モダンで拡張性のあるシステムへ」フルリニューアルする計画になっています。

内容としては、主に以下となっております。
・AWSを導入し、高いセキュリティを備えたインフラ構築
・APIにより自由度と拡張性の高いリソースの整備
・回遊性の高いショップのテンプレ構築
・アプリストアの導入

これらリニューアルを「テセウスの船」のように行っていくという計画です。
リニューアルは「Join」「Bridge」「Merge」「Spread」の4段階があり、現在「Bridge」が進行中です。

◆「決済第一画面」の電話番号入力欄が3つ→1つに

いくつかあったマイナーアップデートのうち、私が注目したアップデートがこちらでした。電話番号の入力欄は3つに分かれているより、1つになっている方が、ユーザーとしては入力が楽なので、アップデートでとても良くなったと思います。ハイフン無しで入力した場合に、次の画面でハイフンが自動的に追加されたり、注文情報を出力したCSVに変更がないことも良い点だと思います。コチラのアップデートは1/26に完了しています。

◆一部の通知メールで見えてしまっていたHTMLタグを非表示に

3/2のアップデートでは、一部の通知メールで見えてしまっていたHTMLタグが変換され、見えなくなるように修正されます。一部の自動配信メールでHTML形式で作成したメールでも、テキスト内にタグが見えてしまっていることがありました。タグが見えてしまっているメールは受け取った側としても、ちょっと印象が良くなかったので、それが改善されるのは、良いことですね。対象となるメールは以下です。

・【商品管理】>【商品の設定】>【再入荷のお知らせ通知設定】
└再入荷お知らせ受付完了メール
└再入荷のお知らせメール
・【イベント・企画】>【フォーム/アンケートの設定】>【マルチフォームの設定】
└お客様(投稿者)向け通知メール
（引用：MakeShopマガジンhttps://www.magazine.makeshop.jp/release20230302-01/）

◆GMO-PGカード決済で売上失敗時、再決済が可能に

3/9のアップデートでは、GMO-PGカード決済時における、決済失敗時の再決済が可能になります。これまでは、決済失敗時には決済方法の変更や、注文のキャンセルから再注文する必要がありました。これが、「クレジットカードを変更する」ボタンが設置され、同ボタンを押下すると、クレジットカード再決済の画面が表示され、再決済を行うことができるようになります。いったん注文をキャンセルされると、再注文されない可能性があるので、そのリスクを回避できる良いアップデートだと思います。

この再決済により、通常使っているカード情報が上書きされるわけではなく、あくまで一時的な決済方法の変更として扱われるのも、良いポイントだと思います。

◆まとめ

リニューアル完成に向けて着々とアップデートをリリースしているMakeShopですが、この4月にドメインの取得料金と更新料金の値上げを発表しています。MakeShopでのEC構築をお考えの方は、ドメインのことを考えると少し急ぎ目で決断した方がお得のようですね。もしMakeShopでEC構築にご興味がありましたらアライバルクオリティーまでお気軽にご相談くださいませ。どうぞ、よろしくお願いいたします。