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シリーズ「伝統産業 × DX支援」羽生蒸溜所

2025.05.27 TOMONARI_MATSUNAGA

シリーズ「伝統産業 × DX支援」

~ 伝統産業の誇りを未来へつなぐ共感設計型ソリューション ~

はじめに

私たちは、伝統産業が受け継いできた「歴史・技術・文化」という強みを、現代の消費者に相応しいかたちで伝えるため「クリエーティブ × マーケティング」の両面から、価値の再発見と“伝わるかたち”への変換に取り組んでいます。

価格競争ではなく、物語や共感によって選ばれるブランドづくりを通じて、伝統の本質的な価値を未来へとつなげたい —

そんな思いを胸に、私たちは日々、お客様とともに歩んでいます。このシリーズでは実際にご支援した企業様の事例を交えながら、私たち独自のメソッドや考え方をご紹介します。

事例紹介:羽生蒸溜所「受け継がれる匠の精神、感動を呼ぶウイスキーの物語」

埼玉県羽生市に位置する羽生蒸溜所は、1941年の創業以来、日本ウイスキーの歴史を紡いできた名門蒸溜所です。2008年に製造を休止した後、2016年にクラウドファンディングによる復活プロジェクトが大きな反響を呼び、
多くの支援者の想いとともに蒸溜所は再び歩みを始め、日本のクラフトウイスキーの新たな歴史を刻んでいます。

羽生蒸溜所
羽生蒸溜所

長い歴史の中で羽生蒸溜所が培ってきたのは、伝統を守り抜く姿勢と、時代の変化に応じて進化を遂げる柔軟性です。現存する数少ない伝統的なポットスチルや、日本最古級の連続式蒸留器を駆使したウイスキー造りは、熟練の技と細やかな手仕事によって支えられています。羽生という土地ならではの気候や水、そして職人たちの情熱が生み出す原酒は、繊細さと奥深さを兼ね備え、国内外の愛好家から高い評価を受けています。こうした唯一無二の個性と品質へのこだわりが、羽生蒸溜所の大きな魅力となっています。

羽生蒸溜所
羽生蒸溜所
羽生蒸溜所

羽生蒸溜所の魅力を伝えるため、私たちは地域の息吹を映像で捉えることにこだわりました。明け方の利根川に映る繊細な光の移ろいを撮影し、ウイスキーが育まれる風土の空気感をファーストビューに表現。さらに、技を磨く職人たちの真摯な姿や、琥珀色に輝く至高の一滴まで、地場、人、商品のすべてを映像で紡ぎました。この映像と連動するブランドサイト構築、多言語対応の工場見学体験、商品ラベルデザインまで一貫して手がけることで、オンラインとオフラインを融合した体験を実現。訪問者がデジタルとリアルを行き来しながら羽生蒸溜所の物語に触れることで、単なる商品理解を超えた文化的体験を創出し、日本が誇るウイスキー文化の継承と世界への発信に貢献しています。

共感設計型ソリューションの体系

伝統産業の魅力や世界観をデジタル上で形にするクリエーティブは、その価値を効果的に届けるマーケティング戦略のもとに練り上げ、現代の共感へ昇華させます。動画やデザインなどで価値を具体的な表現物にし、多様なチャネルで広く発信し、ブランド認知や売上につなげます。この実装と発信が、共感型ECや伝統産業のDXを実現します。

CREATIVE(価値創造)
  • ● Web UI/UX設計・LPO最適化
  • ● ECサイト構築・越境EC対応
  • ● 多言語Web制作・スマートフォンアプリ開発
  • ● AR/VR等デジタル体験設計
  • ● CI/VI策定
  • ● ブランドデザイン
  • ● PR動画・商品/企業ストーリー映像
  • ● パッケージ/プロダクトデザイン
  • ● 商品・ブランド撮影(フォトグラフィー)
  • ● 印刷物・DTP
MARKETING(価値伝達)
  • ● 課題抽出・アクセス解析
  • ● 戦略立案・企画設計
  • ● ブランドコミュニケーション
  • ● コンテンツマーケティング
  • ● デジタル広告運用
  • ● SNS運用
  • ● SEO/SEM/WEB広告運用
  • ● セールスプロモーション・イベント企画
  • ● オムニチャネル施策

地域の誇りを次世代へつなぐ、Arrival QUALITYのDX支援

伝統工芸には語り尽くせない歴史と感性が息づいています。
その価値をデジタル技術で新たに表現し、「物語」を通じて選ばれるブランドへと進化させる-
それが私たちの挑戦です。この取り組みは単なるビジネス支援の枠を超え、日本文化の継承という社会的使命を帯びています。Arrival QUALITYは伝統と革新の融合を促進し、職人の想いと技を未来へと紡ぐ触媒となりたいと考えています。

羽生蒸溜所
羽生蒸溜所
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