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Hong Kong Arts Month Report
2019.04.25 Tomoaki Doteuchi

アートバーゼル香港2019視察を目的に、3月最終日に弾丸強行で香港に行って来ました。
毎年3月はHong Kong Arts Monthとなっていて「アートバーゼル香港」や「アートセントラル」をはじめとするアートフェアやアートイベントが連日行われてます。

「アートバーゼル香港」は、世界中の約30カ国のギャラリーが出展する、アジア最大規模のアートイベントで、ギャラリー数も200を超える出展となってます。

 

アートマンスの香港エリアマップ

 

アートバーゼル香港、アートセントラル、サザビーズ香港春季フェア3/31開催が行われる香港島・湾仔(ワンチャイ)エリアに位置する香港コンベンション&エキシビション・センターを会場を中心にレポート

 

■アートバーゼル香港 2019

香港、バーゼル、マイアミビーチで開催

 

スポンサーは、世界最大級の金融グループのUBS

 

会場は2階に分かれており、1会場がかなり広いため、インフォメーションも充実してます。

 

各ブースにギャラリストが滞在し、作品を購入することができます。

 

巨大なインスタレーション作品も複数あり見応え抜群で、ギャッリーブースだけの展示で飽きさせない工夫がされています。

 

世界的に有名なガゴシアン・ギャラリー、アンディーウォーホルや村上隆の作品を扱ってます。

 

日本のギャラリーでは、ミズマアートギャラリー、小山登美夫ギャラリー、Kaikai Kikiギャラリー、タカ・イシイギャラリー、シュウゴアーツ、その他20店舗ほどのギャラリーが出展

世界的に有名なギャラリーだと、ガゴシアン・ギャラリー(ニューヨーク)、リッスン・ギャラリー(ロンドン)他、日本ではなかなかアートフェアではみれない作品ラインナップのブースが多数

 

 

その他、計200以上のギャラリーで作品数は1000点以上あり、全作品をしっかり鑑賞するには一日では足りない規模の大アート見本市となってました。

 

【アート・バーゼル香港 2019】
一般会期:2019年3月29日(金)~3月31日(日)
※アート・バーゼル香港 2020は、2020年3月19日(火)~3月21日(土)に開催。
会場:香港コンベンション&エキシビション・センター
住所: 1 Expo Dr, Wan Chai, 香港
開館時間:13:00〜20:00(31日 11:00〜18:00)
URL:https://www.artbasel.com/hong-kong

 

 

■アートセントラル

 

書道をテーマにしたインスタレーション

 

日本人作家も多数出展

千住博「waterfall」

 

Ichihara Hiroko 「潮時。」「良縁望む。」「訳あり物件。」

 

Ichihara Hiroko 「いい日にしよう。」

 

日本ではあまりみられない中国・香港の作家の作品が多数

毛沢東の肖像画をフィギュアを使ってモザイクアートで表現した作品

 

デジタル表現を使った写真作品で、香港島をバベルの塔にオマージュした作品

 

 

日本のアニメを彷彿とする作家の作品

企画展の展示風景

トークスペースやカフェ・飲食ブースも併設

 

 

アートバーゼル香港に負けず劣らずの規模感で、自分の主観ではありますが香港らしい展示が多く見受けられました。

 

【アートセントラル】
会期:2019年3月27日(水)~3月31日(日)
場所:セントラルハーバーフロント
住所:9 Lung Wo Road Central
料金:ウィークデー(27日(水)~29日(金))大人 HK$275/割引・学生 HK$155、ウィークエンド(30日(土)~31日(日)) 大人 HK$350/割引・学生 HK$175、夜間(28日(木)のみ、17:00~21:00に入場) HK$220
URL:http://artcentralhongkong.com/

 

 

■サザビーズ

サザビーズ香港春季フェアの会場風景

 

アートバーゼル香港に出品されている作品以上に見応えのある作品も出品されており、流石サザビーズと言った印象でした。

 

【Sotheby’s Hong Kong Spring Sales 3/31(日)】
URL:https://www.sothebys.com/en/series/exhibitions-and-auctions-in-hong-kong

 

■その他
○Hong Kong Arts Centre
(1977年の設立以来、香港の有望な現代アート/カルチャーを海外に紹介しています。運営は自己資金で賄われ、デジタル3D対応の映画館、劇場、ギャラリー、教室、スタジオ、レストラン、カフェのほか、香港や海外の芸術/文化団体の事務所等があり、香港芸術学院という香港アートセンターの教育事業の一環として、大学レベルのプログラム、短期コース、地域プロジェクトなどを展開)
URL:https://hkac.org.hk/

 

○大館(ダイグン)※旧監獄アート施設
URL:https://www.taikwun.hk/zh/

キャリーバックを題材としたデザイン展示

 

○PMQ元創方(1889年-中央書院※孫文などが母校の元名門校跡 1951-既婚警察官宿舎 Police Married Quarters – 2014年に再開発によりアート・文化を支援する複合施設に)
URL:http://www.pmq.org.hk/

KAWS の巨大フィギュアがアートマンスにあわせて展示

 

○その他郊外

街のいたるところでアートの展示(湾仔駅出てすぐ)

 

 

○香港コンベンション&エキシビション・センターからの風景

日本でも最近は現代アートを楽しむ人が老若男女問わず増えてきてますが、街中の観光地にいる人と、アートフェアを楽しむ人の客層がほとんど同じような印象だったのに驚かされました。

 

我が国日本におけるARTの市場規模は、香港などのアジア各国と比較し、まだまだ小さく未知数ですが、大きな可能性を秘めていると信じています。売るためのストーリーをデザインし、経済活動をFlowさせる事で日本の未来をデザインする為に、当社の活動において、ART分野へのチャレンジは、世界に市場を広げる上でも創業時より、最重要視され続けているミッションの一つです。

 

8期目を迎えた今期もbase3museumを中心に、新たな試みをレポート出来ますよう、クリエイティビティを磨いて参りますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。

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