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GMOメイクショップの1月の動向
2024.01.26 Storyteller

本年1月のGMOメイクショップの動向について、調べました。

1.Gmailメール送信者のガイドライン変更に伴う案内

Gmailでは、2024年2月以降、Gmailアカウント1日あたり5,000件以上のメールを送信する送信者に対して、ガイドラインを変更し、3つの義務を発表しました。

■3つの義務
・送信メールを認証すること
・未承諾所メールまたは迷惑メールを送信しないようにすること
・受信者がメールの配信登録を容易に解除できるようにすること

この影響によりmakeshopでもメールの設定が変更になっています。
ただし、makeshop発行ではないメールに関しては、メールの認証設定が必要になり、その設定に関しては、ドメインのレジストラによって記述方法が異なるようです。

■Gmail送信者のガイドラインについて
①ドメインにSPF、DKIMメール認証の設定があること
SPFとは…Sender Policy Frameworkのこと。送信元が詐称されていないかをチェックする仕組みのこと。メールは送信元を偽ることができるので、そこに認証を挟むことで、なりすましではないことを証明する仕組みです。
DKIMとは…メール送信時にサーバーで秘密鍵を使って、送信メールに「電子署名」を付与。受信サーバーは送信元のドメインに問い合わせし、署名を照合することで、メールの正当性をチェックできる仕組みです。

SPF送信元のサーバーが偽りではないことの確認、DKIMはメールの中身が改ざんされたものではないという確認となっています。これらを設定することにより、メールの正当性が評価され、評価が高いものが受信者にとどく、という仕組みになっています。

②メール送信にはTLS接続を使用すること
TLS接続とはTransport Layer Security接続の略称です。プライバシー保護のための暗号化プロトコルのことです。SMTPでは、暗号化については「SSL」もしくは「なし」が利用されていました。特に「なし」にすると、送受信が軽くなるため、当たり前のように「なし」が使われていた時代がありました。技術の進歩に伴い、「SSL」も使われる様になりました。TLSはSSLの次世代規格とされています。 

③Postmaster Toolで報告される迷惑メール率を0.1%未満で維持し、迷惑メール率が0.3%以上にならないようにすること
Postmaster Toolとは…Googleが公開しているサービスで、Gmailのシステムでどの程度迷惑メール判定されているのか、ドメイン名の評判はどうなっているのか、などを確認できるツールです。ドメインの所有権確認がサービス内で行われるため、所有ドメインしか確認ができません。

④Internet Message Format標準に準拠する形式でメールを作成すること
Internet Message Format標準とは…電子メールの送受信に関連するテキストメッセージの形式を限定し、インターネットを介してデータを送受信する際のルールや企画のことです。RFC5322とRFC5321として文書化されています。RFC5322、RFC5321の説明に関しては、専門性の高い分野になるのでここでの説明は割愛させていただきます。

⑤ヘッダーのなりすましをしない
ヘッダーのなりすまし、とは…送信者情報を偽造するということです。
 
⑥メールを定期的に転送する場合は、送信メールにARCヘッダーを追加すること
メールのARCヘッダー、とは…電子メールの受信経路で認証情報を追跡し、メールのなりすましや改ざんを検出するためのセキュリティ機能です。SPFやDKIMなどの既存のメール認証技術を保管し、メールの信頼性を高めるのに役立ちます。

メール認証のメリット
メール認証には、主に以下の3つのメリットがあります。
・なりすましメールや、フィッシングメールなどの悪意あるメールから受信者を保護できる
・自分や自分の所属する組織のなりすましから受信者を保護することができる
・Gmailで拒否されたり、迷惑メールに分類されたりする可能性が低くなる

■大量にメールを送信するときに、ブロックされないためのコツ
・SPF、DKIMを使用する
・できるだけ同じIPアドレスから送信する
・複数のIPアドレスから送信する場合、メールの種類ごとに異なるIPアドレスを使用する
・同じカテゴリの内容のメールを送信するときには、同じメールアドレスを使用する
例)プロモーション関連のメールアドレスと、請求関連のメールアドレス、対応を要するときの連絡用メールアsドレスを分けるということ
・送信者のメールアドレスを受信者に、連絡先リストに登録してもらう

■大量にメールを送信するときに、避けるべき送信方法
・同じメールに異なる内容を混在させない
例えば領収書のメールにプロモーションに関する内容を含めない
・他のドメイン、送信者になりすまさない
・内部メールを迷惑メールにしない
 内部メールを迷惑メールにすると、Gmailのドメインの評価が下がり、社外に送信するメールが迷惑メールとされるおそれがあります。
・送信量を急激に増やさない

こちらに関しては、1/31にmakeshopマガジンの方で情報の追加が行われる予定のようです。

2.ネットプロテクションズが提供している「atone」の「つど後払い」に対応

「つど後払い」とは…会員登録なしで後払い決済ができるサービスのことです。携帯電話番号とメールアドレスによりSMS認証をすることで、10日以内にコンビニもしくは銀行で決済する仕組みです。メルカリでも若年層を中心に後払い決済サービスの利用が増加しているので、若年層向けにはピッタリのサービスだと思います。


他にはお気に入り登録が可能な商品が10件→100件に増加というアップデートもありました。

■まとめ

makeshopは現在大型アップデートを行っています。先日もアプリストアがオープンするなど、着実にアップデートが積み重なってきています。アライバルクオリティーでは、makeshopを使ったECサイトの構築を承っております。ご興味ありましたらお気軽にご相談くださいませ。>>課題解決・お見積りのお問合せ

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